揚げ物に合う調味料8種|ソース以外で軽く食べる相性表と使い方
揚げ物はおいしいのに、3個目あたりで重くなります。原因の半分は油ですが、もう半分はソースとマヨネーズしか選択肢がないことです。
私は揚げ物の日に、ソース以外の調味料を2種類は食卓に出すようにしています。酸味や塩気、大根おろしで油を切ると、同じ揚げ物でも最後まで軽く食べられます。この記事では、揚げ物別の相性表と、8種の調味料の作り方を書きます。
- 揚げ物を軽く食べる調味料8種と、それぞれの配合
- 唐揚げ・とんかつ・天ぷら・コロッケ・魚フライ別の相性表
- 「酸味・塩気・おろし・だし」の4系統で覚える考え方
- 惣菜の揚げ物を温め直すときの調味料
揚げ物を軽くする調味料は4系統
ソース以外の調味料は、働きで4つに分かれます。
| 系統 | 働き | 代表 |
|---|---|---|
| 酸味 | 油を切って後味を軽くする | ポン酢、レモン、甘酢 |
| 塩気 | 衣の香ばしさを引き立てる | 塩、塩レモン、スパイス |
| おろし | 水分と辛みで油を受け止める | 大根おろし、おろしポン酢 |
| だし | 衣に染みてうまみを足す | 天つゆ、だし醤油、めんつゆ |
揚げ物1種類に対して、系統の違う2つを出すのが基本です。唐揚げなら「ポン酢(酸味)+塩レモン(塩気)」、とんかつなら「ソース+おろしポン酢」のように、重いものと軽いものを組み合わせます。
揚げ物別の相性表
| 揚げ物 | ◎ 一番合う | ○ 合う | △ 合わない |
|---|---|---|---|
| 鶏の唐揚げ | ポン酢+ラー油、塩レモン | 甘酢、スパイス | 天つゆ |
| とんかつ | おろしポン酢、塩 | 甘酢、ソース | だし醤油 |
| 天ぷら | 天つゆ、塩 | 塩レモン、大根おろし | 甘酢 |
| コロッケ | ソース、だし醤油 | ポン酢 | 塩レモン |
| 魚フライ(あじ・鮭) | タルタル、塩レモン | ポン酢、甘酢 | 天つゆ |
| 揚げ餃子・春巻き | ポン酢+ラー油、甘酢 | 塩 | 天つゆ |
| フライドポテト | 塩、スパイス | ケチャップ | ポン酢 |
8種の調味料と作り方
1. ポン酢+ラー油(酸味)
配合:ポン酢大さじ2、ラー油3〜5滴
唐揚げと揚げ餃子の定番です。ポン酢は減塩タイプを使うと、揚げ物の塩気と合わせても塩辛くなりません。柑橘の香りが油を切り、ラー油の辛みで飽きが来ません。
2. おろしポン酢(おろし)
配合:大根おろし大さじ3(軽く水気を切る)、ポン酢大さじ1、刻み大葉
とんかつを「おろしとんかつ」にするだけで、ソースの半分の重さで食べられます。おろしは水気を切りすぎると辛みが立つので、「軽く」で止めます。
3. 塩レモン(塩気)
配合:塩小さじ1/4、レモン汁小さじ1、黒こしょう少々。またはレモンを添えて、塩を別皿に
唐揚げ、魚フライ、天ぷらに。塩は粗めのもののほうが、衣の上で存在感が出ます。市販の塩レモンペーストがあれば、そのまま使えます。
4. 甘酢(酸味)
配合:酢大さじ2、砂糖大さじ1と1/2、醤油小さじ1。混ぜて溶かすだけ
唐揚げと揚げ餃子を甘酢に絡めると、翌日の弁当のおかずになります。加熱しない甘酢なので酸味が鋭く、油の重さをはっきり切ります。酢を主菜に使う配合は酢の主菜の記事にまとめています。
5. 天つゆ(だし)
配合:めんつゆ(3倍濃縮)大さじ1、水大さじ3、大根おろし。または だし醤油大さじ1、水大さじ2
天ぷらの定番ですが、コロッケにも合います。だし醤油で作ると甘みが控えめになり、野菜の天ぷらに向きます。
6. だし醤油(だし)
配合:そのまま小皿に
コロッケと揚げ出し豆腐に。ソースの代わりにだし醤油をかけると、じゃがいもの甘みが立ちます。ソース派の家族と分けて出せるのが利点です。
7. 万能スパイス(塩気)
配合:ほりにしやマキシマムを振るだけ
フライドポテトと唐揚げに。塩こしょうより香りがあり、ケチャップなしでも食べられます。揚げたてに振ると、油で香りが立ちます。使い方はほりにしの記事へ。
8. タルタル(マヨネーズを軽くする)
配合:マヨネーズ大さじ2、ゆで卵1個(刻む)、玉ねぎみじん切り大さじ1、酢小さじ1、塩こしょう
マヨネーズは重いですが、酢と玉ねぎを混ぜてタルタルにすると、魚フライや唐揚げに合う軽さになります。玉ねぎは水にさらさず、酢で辛みを抜きます。
惣菜の揚げ物を温め直すときの調味料
スーパーの揚げ物は、温め直すと衣の油が回って重くなります。この場合は、酸味かおろしを必ず添えるのがおすすめです。
- オーブントースターで4〜5分(レンジは衣がふやける)
- キッチンペーパーで表面の油を軽く押さえる
- おろしポン酢か塩レモンを添える
惣菜の唐揚げは、甘酢に絡めて「唐揚げの甘酢あん」にすると、揚げたてでなくても成立します。
献立で「重い・軽い」を組み合わせる
揚げ物の日の献立は、調味料だけでなく副菜でも軽くできます。
- 唐揚げの日:ポン酢+塩レモンを出し、副菜はきゅうりの酢の物
- とんかつの日:ソース+おろしポン酢を出し、キャベツはドレッシングではなく塩とレモン
- 天ぷらの日:天つゆ+塩を出し、大根おろしを多めに
- コロッケの日:ソース+だし醤油を出し、味噌汁はわかめと豆腐であっさり
よくある質問
Q. ポン酢は何を選べばいいですか? A. 揚げ物用なら、減塩タイプか、柑橘果汁の多いものが向いています。塩気の強いポン酢は、揚げ物の塩気と重なって辛くなります。比較はポン酢ランキングに書きました。
Q. 子どもはソースしか食べません A. 甘酢とタルタルは、酸味があっても甘みがあるので子どもに通りやすいです。ケチャップに酢を小さじ1混ぜるだけでも、後味が軽くなります。
Q. 揚げ物自体を軽くする方法はありますか? A. 揚げ油の温度を170〜180℃に保ち、揚げたら網にのせて油を切ることです。低温で揚げると衣が油を吸います。調味料は「軽く見せる」もので、油そのものは減りません。
まとめ
揚げ物を軽く食べる調味料は、酸味・塩気・おろし・だしの4系統から、系統の違う2つを出すのが基本です。
- 唐揚げはポン酢+ラー油と塩レモン、とんかつはおろしポン酢
- 甘酢と天つゆは配合を覚えれば1分で作れる
- 惣菜の揚げ物は、トースターで温めて酸味かおろしを添える
まずは明日の唐揚げに、減塩ポン酢とラー油の小皿を1つ足してみてください。
Yuki / フードライター・グルメブロガー
スーパー・コンビニ・お取り寄せの食品と調味料を自宅で食べ比べているフードライター。同じ条件で比べて、良い点も惜しい点も正直に書きます。 この記事では、実食・比較・価格感・リピートしやすさを軸に、できるだけ率直に判断材料をまとめています。